日 時:2021年9月29日(水)13時30分~15時30分(2時間)
場 所:飯田橋セントラルプラザおよびオンライン(Zoom)
主 催:広域避難者支援連絡会in東京
参加者数:21団体26名
当事者団体4団体6名/支援団体16団体25名(行政含む)
広域避難者支援連絡会in東京代表
災害復興まちづくり支援機構
横山聡さん
「コロナ禍における避難者の状況」(NPO法人えひめ311 澤上幸子さん)
よりそいホットラインにて全国からの電話相談でみえるコロナ禍の状況をご説明いただくほか、四国で避難当事者団体を運営している身として、また、双葉町からの避難者のひとりとして、コロナ禍における課題や取組み、個人としての悩みや葛藤、想いをお話いただきました。
コロナ禍における当事者団体の具体的な活動として、往復ハガキやおすそわけを届けることでの交流、置き配による生活物資の支援、オンライン交流会の開催など、コロナの収束までつながりを継続させ、アフターコロナに希望を持てる活動を続けているご紹介がありました。また、当事者団体の役割については、暮らしの安定を土台に、つながりや交流によって楽しみや生きがいを加えるものとして取り組んでいる、今でこそ当事者団体のよさを発揮したい、とのことでした。
一方で、ご自身もコロナ禍を背景に水面下での疲弊や心の浮き沈みが同時にあり、それらを吐き出すこと、「団体の一員である前に避難当事者である」ことを肯定しセルフケアをすることの大切さについても、メッセージいただきました。
オンライン参加者・飯田橋参加者がつながり、ともに意見交換・情報交換をしました。
コロナ禍での生活、家族・親戚・友人・避難先で知り合った方とのつながり、コロナ禍でのふるさととのつながり等、近況について互いに話しました。
読書、畑の手入れ、散歩など、コロナ禍でできることを見つけて過ごしながらも、やはり交流会などの開催が途絶えていることを残念に思っている声が聞かれました。避難元にも帰れないため、オンラインニュースやメルマガで地元の情報に触れている、という話も挙がりました。
ある団体では、散歩の集いを再開するとのことで、まずは小規模で都内の公園など身近な場所を散歩して楽しむところから始める様子でした。以前のような大規模な交流会の開催や、だれもが安心して参加できる開催を叶えることは当面難しいものの、散歩など各地で交流している様子を中継でつなぎ、同時多発的に交流をしてみる案に話が弾みました。
AAR Japan[難民を助ける会] 浅野武治さん
話題提供や意見交換・情報交換を通して、自身の団体の今後の活動の参考になったこと
・「散歩をしている」という他団体の話を聞いて、たまには行ってみたい場所を決めて行くのもいいなと思いました。
・メンバーが少なくなってきているのですが、細くても長いつながりが持てればと思った。
・避難生活10年近くでのコロナ禍で行動が規制される中、ふれあい、出合い等の創意工夫には感銘した。(年代を超えた発想には共鳴するものがあります。)
コロナの感染状況が落ち着いたら、やってみたいこと
・人目を気にせず散策したい、マスク着用なしで茶話会でおしゃべりしたい。
・兄夫婦に会って話をしたり、どこかに行きたいです。
・田舎にお墓参りに行けていないので、娘と行きたいです。
・みなさんと一緒に話をしたい。
・旅行、ふれあいフェスティバル等交流会、従来のイベント等。
広域避難者支援連絡会in東京
※JCN地域巡回員事業の「避難者支援連携強化会議」の一環として開催
広域避難者支援連絡会in東京(事務局)東京ボランティア・市民活動センター
広域避難担当
TEL 03-3235-1171 FAX 03-3235-0050 メール kouikihinan@tvac.or.jp