震災10年企画

➀Voice from 3.11への参加

広域避難者支援連絡会in東京では、東日本大震災から10年の取組み「Voicefrom3.11 〜わたしたちの思いと願い〜」に参加しています。Voicefrom3.11では、被災された方、避難を余儀なくされた方、その人々を支える支援者など、私たちが経験して気がついたことや大切にしてきた「それぞれの言葉」を集め、社会に広く伝えていきます。

具体的な事業では、①ことばの集い、②みんなの集い、③つながりの集いを実施しています。詳しくは下記サイトをご覧ください。

※広域避難者支援連絡会in東京に関わりのある皆さんに、震災10年を機に思っていること・感じていることをお伺いしました

②当事者団体・支援団体交流会の実施

◆開催概要

タイトル:東日本大震災10年 当事者団体・支援団体交流会

日  時:2021年3月8日(月)13時30分~15時30分

場  所:飯田橋セントラルプラザ10階・オンライン(Zoom)

主  催:広域避難者支援連絡会in東京 ※1

共  催Voice from 3.11 実行委員会

参加者数:51名(うち、避難者9名) ※2

 ※1 参加団体

荒川区社会福祉協議会、いたばし総合ボランティアセンター、AAR Japan[難民を助ける会]、NPO法人こどもプロジェクト、金光教首都圏災害ボランティア支援機構、災害復興まちづくり支援機構、こくみん共済coop<全労済>、中央労働金庫、東京足湯プロジェクト、東京災害ボランティアネットワーク、東京都生活協同組合連合会、東京ボランティア・市民活動センター、東京労働者福祉協議会、連合東京

※2 避難者が属する当事者団体

 ふるさとを想う会、特定非営利活動法人とみおか子ども未来ネットワーク、さんりくのつながりHAMANASU会、むさしのスマイル、双葉町埼玉自治会、かながわ東北ふるさと・つなぐ会

当事者団体・ 支援団体交流会 報告書
報告書_【東日本大震災10年】当事者団体・支援団体交流会 (1).pdf
PDFファイル 1.7 MB

◆目的

 2020年初より突如現れた新型コロナウイルス。感染拡大防止により、同年2月末に予定していた第5回ふれあいフェスティバルは直前まで様子をみた結果、やむなく開催中止とし、以降、避難者の皆さまで集まることができない状況が続いてきました。

 そのような中で、今年の3月11日、東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故から10年を迎えることとなりました。

 10年を迎えるにあたり、震災をきっかけにこれまで知り合った避難者の皆さま、支援者の皆さまが再び交流する機会を持ち、懐かしい顔を見て、久しぶりに言葉をかわして、心温まる時間を皆で過ごすことを目的に開催させていただきました。

◆内容

○開会式

木幡四郎(ふるさとを想う会)より、挨拶をいただきました。

 

○広域避難者支援連絡会in東京の取組みの振り返り

2013 年 5 月に当連絡会が設立されて以降、当事者・支援者ともに取り組んできた数々の協働事業について、写真のスライドを見ながら、順に振り返っていきました。当日の参加者のうち、それぞれの取組みに関わったメンバーに当時のお話をお聞きし、併せて、最近のくらしや活動についても伺いました。

 

○Voicefrom3.11に寄せられた「ことば」の紹介

震災10年を機に思うことを、ことばにして寄せていただく取組みVoice from 3.11。避難されている方からいただいたものをご紹介しました。

さんりくのつながりHAMANASU会 武田さん
さんりくのつながりHAMANASU会 武田さん

・さんりくのつながりHAMANASU会 武田さん

親戚や近所の人が津波に流され亡くなっている中、生き残った者としての使命を感じていること、これまで支援団体・当事者団体での集まりや様々な発信をしてきたけれど今はコロナでできない歯がゆい状況が続いていることについてお話いただきました。

・さんりくのつながりHAMANASU会 橋本さん

あっという間の10年だったこと、たくさんの方が亡くなった中で、毎日元気に生きていきたいという想いをお聞かせいただきました。

・ふるさとを想う会 木幡さん

当時を振り返り、東京に来たばかりの頃は家から一歩も出られなかったこと、しかし素晴らしい交流の場を持つことができたことで、10年経った今、ふるさとに戻れるのか戻れないのか、じっくり考えて答えを出せるようになった気がする、というお気持ちをお聞かせいただきました。そして、移住者も一定数いるふるさと浪江町は、活気ある新しいまちとして復活しようとしているのではないか、こうした様々な団体からの支援や交流会の場をいただくことで今皆が元気に過ごせているのではないか、というメッセージもいただきました。当時から木幡さんを知る広域避難者支援連絡会in東京参加団体(東京災害ボランティアネットワーク)の福田さんからは、木幡さんに出会ったときはすでに様々な動きを取り、ただ支援を待つのではなく自ら声をあげていたこと、恐らく怒りや憤りをこらえて多様な連携を実現してきていることは、自分自身も学んでいるとコメントがありました。

 

○閉会式

松尾弘美(かながわ東北ふるさと・つなぐ会)より、挨拶をいただきました。

 

◆問合せ

広域避難者支援連絡会in東京

(事務局)東京ボランティア・市民活動センター 広域避難担当

電 話 03-3235-1171 FAX 03-3235-0050

メール kouikihinan@tvac.or.jp

 広域避難者支援連絡会in東京の平成26年度~30年度の事業につきましては、「タケダ・赤い羽根広域避難者支援プログラム」の助成を受けて実施させて頂きました。

ありがとうございました!

広域避難者支援連絡会in東京
事務局
(東京ボランティア・市民活動センター内)

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